【現在】構造設計のお仕事

建築設計のお仕事紹介第2弾です。

2回目は構造設計です。


簡単にいうと、建築物の骨組みを考えるお仕事です。

意匠設計の段階で、ある程度の構造体は決められていますが、その建物が実際に地震に耐えることができるのか?そもそも、地震が来ない状態でも傾いたり、倒れたりはしないのか?と言うことを計算で証明します。
一般的でごくシンプルな建物であれば、意匠設計の段階で構造設計が参入することはありません。
ある程度の形ができた段階で、意匠設計さんから、「構造計算してね」と言う感じで、お仕事の依頼が来ます。
大きなプロジェクトや、小さな建物でも耐震要素が少なかったり、複雑な形状をしている場合は、計画段階から、構造設計者が参入して、あーだ、こーだ言いながら一緒にプロジェクトを進めていきます。
ですので、構造設計者のクライアントは、意匠設計者さん、ということになります。
なので、あまりオモテに出て来ない職種と言うこともできます。
残念なことに、オモテに出る場合は、悪いニュースで出てくることが多いです。
耐震偽装問題や、杭の偽装問題などですね。

人の命に直結するだけに、とてもやりがいと責任を感じる職種です。

仕事の進め方は、設計者により様々ですが、一般的には意匠設計さんから図面と建築概要、建築主様の要望を聞いて、計算ソフトで計算し、構造図(構造体をメインとした図面)を作成します。
腕の見せ所としては、いかに意匠設計の要望を満たす構造体を考えるかに尽きると思います。意匠設計や計算ソフトの言いなりになるわけではなく、自分で考えて最適な構造体を創造していきます。

構造設計に携わる人
・構造設計事務所
・組織設計事務所
・ハウスメーカー
・設計部隊がある工務店
・設計部隊がある建設会社(ゼネコン)

おそらく、設計事務所か建設会社に所属している方がほとんどではないかと思います。

オールマイティに全ての構造種別の計算が出来る人は少なく、高い建物、低い建物、木造、鉄骨造、など得意分野に分かれています。

以上です!
次回は設備設計です!
一番疎いので、さらっと終わると思います笑


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