【どうなる】AIと建築①
今、「インターネットの次に来るもの」という本を読んでいます。
著者は雑誌「WIRED」の編集長ケビン・ケリーさん。
インターネットが世界に浸透する前から、「インターネットは来る」と
見ていた方です。
その人がインターネットの次にくるものと言ってしまっていますから、
読まないわけにはいかないでしょう(笑)
本の中で、google創業者のラリー・ペイジさんとの逸話が記されています。
これは僕もとても興味深かったです。
若かりしラリー・ペイジにケビンさんは、「なんで今更検索エンジンなんかを始めるんだ?」
とさりげなく質問します。ケビンさんは自分は時代に最先端にいると
思っていたけど、その解答に自分の甘さを思い知らされます。
「ぼくはAIを作ろうとしているんだ」
そうなんです。今、世界で考えられているAI(人工知能)は映画や漫画などで見るような
アンドロイド型(人型)ではなく、ウェブというか情報を蓄積したインターネットだと
言われています。
たくさんの人の検索結果などから得られた情報を蓄積しているのが人工知能の頭脳なのです。
なんか、アトムか火の鳥でそういうのを見た気もしますが、、、、。
つまりラリーさんは20年も前から、人工知能を作るべく、googleを作ったのです。
世界中の知識を詰め込んでいこうと。
僕は正直、なんでgoogleが最近、自動運転なんかに参入しているのかも
よくわかりませんでしたが、ラリーさんからすると、当然のことだったのです。
と、まあ、こういう話から思うに、今はやはり、建築が世界を引っ張り時代ではないと
いうことです。
どこにも建築なんて出てこない。
一時代前、都市計画なんかがリードしている時代もあったのです。
これからの建築のスタンスとして、これらの先端技術の受け皿となるのか、
先端技術を先導する立場となるのか、
今は、前者、受け皿となるものしか見えてきません。
もし、建築が誘導するのであれば、どんなものなのか。
そういうことも考えていければなーーーーと思います。
難しいですね。
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